こんにちは。
2020年8月4日現在、ベイスターズは19勝18敗2分で3位です。
シーズン前に不安要素と考えられていた投手陣は先発、中継ぎ共に本当に良く踏ん張ってくれています。
そして打線の方では何と言っても筒香選手に代わるキャプテンと4番の座についた佐野選手。
8月4日現在では打率リーグ2位、最多安打、ホームランも5本と、筒香選手の穴を十二分に埋める活躍をしてくれています。
とはいえ、何かと賛否問われるラミレス野球ですが、今回は現在のベイスターズの打線と打順に関するラミレス監督の狙いについて考えてみました。
もちろんファンの皆さんなら現在のラミレス野球に対するそれぞれの意見や理想の打順などあると思いますが、こちらは自分のイチ意見です。
7番ピッチャー論
まずはラミレス野球の一番大きな特徴といえば「8番ピッチャー」ですね。
2017年から8番ピッチャーを積極的にオーダーに取り入れてきました。
それは9番を野手にすることで出塁した場合は1・2番で得点できるチャンスを増やすためです。
特に近年はメジャーにも見られるように2番に打力の高いバッターを置くので、ますます9番野手が生きてきます。
しかし、ここでひとつ考えました。
今年は宮崎選手が主に6番を打ちます。
すると「8番ピッチャーでいいのか?」という疑問です。
もし宮崎選手で得点できなかった場合、7番バッターに託しても確率は低いと言えるでしょう。
ということで、宮崎選手で得点できなかった場合はもう仕方ないと割り切り、「ピッチャーを7番」に持ってきてはいかがでしょうか?
なぜなら、今年はランナー1塁のケースでピッチャーに回ってきてもバントをせず打たせるからです。
さぁ、そうなると8・9番が裏の1・2番となり、1番の梶谷選手から裏のクリーンナップが始まるのです。
それをさらに効果的にするには2番にオースティン選手が入るのが理想ですが、ちょっと怪我がちで出場できない試合が続いているのでもったいないですね。
というわけで「7番ピッチャー」いかがでしょうか?


積極的スイングの狙い
そして、もう一つのラミレス野球の特徴といえば「早いカウントから振ってくる」です。
今年は特にファーストストライクから積極的に振っていくのが顕著ですね。
素人考えだと先発投手から粘って粘って何球も投げさせて、疲れてきたところで一気に畳み掛けるという攻撃を考えますが、ラミレス野球ではそのメリットは少ないと考えます。
先発投手のスタミナは関係ない。
フルカウント使わせて狙った球種や甘い球がきたら振っていくでもなく、相手ピッチャーは1回10球で終えてもいいので初球から狙える球はガンガン振らせます。
データとしても早いカウントからの攻撃はそれなりの出塁効果は証明されています。
クリーンナップに至ってはノースリーからでも狙える球にはガンガン振ってくるので四球が取れる場面でも三振や凡打になりがちなのがデメリットではありますが、一つの塁より長打を狙っていくのがラミレス野球です。
ラミレス流パ・リーグ野球
さて、どうして「8番ピッチャー」「積極的スイング」をラミレス監督が取り入れているかを考えました。
それは「パ・リーグの野球をセ・リーグに取り入れている」のではないでしょうか。
交流戦や日本シリーズを見てもセ・リーグよりパ・リーグの方が勝率で勝っているという数字の事実があります。
その一つには巨人の原監督が指摘するDHの存在は大きいと思います。
打線の切れ目がないため下位打線であっても得点のチャンスが生まれるので、総じてパ・リーグのバッターは早いカウントからでも振ってきます。
この「継ぎ目のない打線」「早いカウントからでもスイング」この2点のパ・リーグ野球の特徴をラミレス監督流に解釈し、セ・リーグで行おうとしているのではないでしょうか。
もちろんそれを実行して成功させるためには選手個々のスキルも問われます。
しかし2020年のベイスターズの戦力として、それができうるラインナップが揃ったとラミレス監督は思っているのではないでしょうか。
以上のような目線で今年のベイスターズを観ていると、何かと賛否問われるラミレス野球にも納得を持って応援できます。
ベイスターズの優勝を信じてこれからも応援頑張りましょう!
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