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【ロペス選手】初CS巨人撃破の打席に込められたメッセージ

こんにちは。

11月16日、ホセ・ロペス選手がベイスターズと来季の契約を結ばないことを発表しました。

三原球団代表のコメントによれば、やはりロペス選手本人はFA権取得により来季は日本人扱いとなることで外国人枠にとらわれないレギュラー起用を強く望んでいたようですね。

※この件については先日こちらの記事でも書きました。
ロペス選手ベイスターズ退団は将来の現場復帰への布石

ベイスターズに在籍した6年間、ロペス選手の印象に残るプレーを挙げればキリがありませんが、今回は自分が現地で見た中で最も印象に残っている試合とプレーについて書きたいと思います。

それは2016年10月10日、巨人とのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第
3戦です。

2016年、悲願のCS初進出のとってもカオスな雰囲気

CSの制度は2007年に始まり、レギュラーシーズンでAクラス入りをすれば出場できます。
しかしベイスターズは2016年、つまり制度開始から10年目にして悲願のCS進出をつかみ取りました。

そして乗り込んだ敵地東京ドーム。巨人と1勝1敗で迎え、この第3戦に勝った方が次のファイナルステージに進出できるという一戦です。

ベイスターズファンの皆様がそれぞれ今までの印象的な試合のトップ10を挙げるなら、必ずランクインすると思われる試合ですね。

自分は何百試合と現地観戦してきた中で、この試合がベスト1です。

「絶対に負けられない戦いが、そこにはある」
というのはサッカーのフレーズですが、ベイスターズファンにとって、あの1戦ほどこのフレーズに当てはまる試合は他にないでしょう。

もちろん2017年の日本シリーズだって負けられない一戦でした。
しかし、あの初出場のCSの雰囲気はそれとは違いました。

12球団で最も遅い、ようやく手にしたCS進出の切符。
そして巨人を相手に勝ち抜けまであと1勝。燃えないわけがない。
チームの意気込みもそうですが、ファンもまた血気盛んな勢いでした。

自分は第1戦と第3戦を見に行きましたが、特に第3戦の朝は心の中で甲冑を身に付けるようにレプリカユニを着て、日の丸のハチマキを締めるようにオーセンティックのキャップを被り、城門を開けるように家のドアを開け、騎馬(東海道線)で敵地へ乗り込むような感覚で水道橋に向かった記憶があります。
(めっちゃ盛ってそうな書き方ですが、実際にそんな気持ちでした)

そんな何万人ものベイスターズファンが東京ドームに詰めかけ、客席の半分を青く染めました。
見慣れた東京ドームの客席はオレンジです。通常の試合でベイスターズ戦なんて青はちょこっと。
しかし、これは初めての光景でした。
恐らく阪神戦でもここまでビジターチームのファンが詰めかけることはないでしょう。また青というオレンジとは反対色のカラーもいいコントラストになりました。

東京ドームに海ができ、歓声が上がるたびに大きく波打つ、そんな光景でした。

「どんなピンチでもあきらめるな」ロペス選手が語ったホームラン

試合の方は、第1戦は筒香選手の逆転ホームランで先手を取るも、第2戦は投手戦の末に一点差で敗れるという、流れは巨人に傾きかけていた中で迎えた第3戦でした。

この第3戦は田中健二朗投手の牽制刺や、嶺井選手の代打初球フェン直逆転タイムリーなど見どころは多いのですが、そのドラマを演出したのはロペス選手だったと思います。

相手は内海投手。2016年は全盛期より成績は低下したものの大舞台の経験豊富なベテランです。

一回の表ベイスターズの攻撃、それは突然やってきました。

2番の梶谷選手が手首付近にデッドボールを受けました。
すぐにトレーナーと一緒にベンチへ下がるのですが、何となく手当をしてすぐ戻ってくるだろうと思っていました。(この日の中継の解説のキヨシも)

しかしベンチから関根選手が一塁へ走って出てきます。
それはつまり梶谷選手の交代を意味します。(診断結果は左手薬指末節骨の骨折)

ものすごいブーイングが東京ドームを包みました。
YouTubeなどで映像が残っていれば見られますがものすごい声量です。

梶谷選手はクリーンナップに繋がる2番バッター。
しかも第1戦でホームランを放っておりバッティングも好調な状態でCSを迎えていました。


ーー正直、これで流れが完全に巨人に行ったと思いました。

しかし、続く3番バッターのロペス選手はあの時、期するものを内に秘めていたのでしょう。


内海投手の投じた5球目、内角を構えるミットから甘く入ったストレートを青く染まるレストスタンドに叩き込みました。
映像でみるとわかりますが、前の4球への対応をみると明らかに一発を狙いにいってます。


あの時、ロペス選手は「どんなピンチでもあきらめるな」というメッセージをチームとファンに送ってくれたんだと思います。


初回でこれですから、この試合は終了まで長く、気も抜けず本当に疲れました。(トイレもいってないです)

1点リードで迎えた六回に村田選手の同点打から七回、八回、九回、延長に入り十回と両チーム一歩も譲らず0を並べてきました。この終盤の拮抗した4イニングは本当に長かった。。

そして前述の通り十回裏に田中健二朗投手の牽制刺から流れを掴み、十一回の表に澤村投手の倉本選手からのピッチャー返しによる降板、嶺井選手の代打初球フェン直逆転タイムリーへと勝利のシナリオは繋がります。

また初回に梶谷選手の代走で出た関根選手が最後まで出場し続け、ラストバッターの阿部選手のあわやスタンドインかと思う飛球をキャッチしたのもシナリオですね。
※実際にはレフトスタンドから見ていると打ちあがった瞬間に普通のライトフライだと思いましたが。

あの試合終了の瞬間は「勝った!」というのと「やっと終わった!」という両方の感情が同時に湧きました。
そしてこの試合の応援で喉が一週間ほどつぶれました。。
これは初めての経験でしたが本望でした。


あのCS第3戦で勝利したからベイスターズは成長し、翌年の日本シリーズ出場につながったと思います。

前年まで長くBクラスだったベイスターズを、「巨人が相手の大舞台でも、どんなピンチに陥っても、勝利のために臆することなくチャンスを狙え」というメッセージが込められたあのホームラン。

退団してもロペス選手がこの6年間にプレーで姿勢で伝えてくれたその意思は新生三浦ベイスターズへ受け継がれるでしょう。

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