こんにちは。
昨日から毎年恒例ベイスターズの新人合同自主トレが始まりました。
自分も毎年この時期は長浦の旧ベイスターズ球場に出向いてルーキーたちとの初顔合わせ(と自分で呼んでいる)をしてきました。
しかし今年はこういう状況ですので、球団公式のSNSや記事などをチェックしながら見守ることにします。
三浦新監督がルーキーに贈った「逆算する」という考え方
昨日の練習初日に視察に訪れた我らが三浦大輔新監督。
練習開始前にルーキーたちにこんな言葉を贈りました。
三浦大輔監督
「逆算する習慣をつけてください。習慣づけていけば、今現在、自分は何をしないといけないのかが見えてくる。それを常に考えてやっていくように。OK?」
「ルーキーはこの時期、張り切ってオーバーワークになりがち。しっかり現状を把握してやることが大事」
ただがむしゃらに練習をするのではなく、プロになったからには、それぞれ自分の中で自主トレのゴールを明確にイメージし持たせることで効率的かつベストな調整をしよう、というメッセージが込められています。
また昨年から続くコロナ禍にあって先の見えない中での調整の難しさというのは二軍監督の立場から充分に理解しているでしょう。
なので、これはルーキーたちだけではなく、全ての選手に対して言えることですね。


そして、この「逆算する」という考え方が、今後の三浦ベイスターズを語るうえで何においてもベースになると思います。
この言葉を聞いて、まず最初に思い浮かんだのはラミレス前監督の「長いシーズンをどう始めるかではなくて、どう終わるかだ」という考え方です。
三浦監督は試合やシーズンの戦い方においてもこの「逆算する」という考えを念頭に置くのではないかと思います。
ベイスターズの課題解決に求められる「逆算力」
まず三浦監督がベイスターズ優勝への課題として第一に挙げたものは「得点力の向上」です。
昨季はチーム打率12球団トップという打線を持ちながらも一点に泣く試合が多く、「得点力=勝利に結びつく一点を取る力」を今季の命題としています。
ロペス選手と梶谷選手は退団したものの、クリーンナップは佐野・宮﨑・ソト・オースティン選手とその顔ぶれは健在です。
ホームランで得点できる打線というのは充分にわかりました。
では勝利に結びつく一点を取るために、どのような打線を組んだら良いのか?どのような選手をどこで起用したらいいのか?それはまさに九回を終えてベイスターズがリードするために「逆算力」が必要になります。


そして、昨季もマシンガン継投&ブルペンデーの実施でとにかく投手陣を酷使しました。
特に一昨年から登板回数の多い三嶋・石田・エスコバー・国吉投手などは、今季故障なくシーズンを乗り切れるのだろうか?というファンいとっても悩みの種だと思います。
ここでも「逆算力」が解決に導きます。
三浦監督自身は先発完投型のピッチャーだったため、先発に責任を持たせて昨季より1イニングでも多くマウンドに立たせることでブルペンの負担を減らせると考えているのではないかと思います。
単純計算で全試合先発が昨年よりも1イニング多く投げることでシーズン通して143イニング分の中継ぎ〜抑えの投球回数が減ることになります。
これはとても大きなことですね。
また、「逆算する」考え方をブルペン陣にも浸透させることにより、今日の試合を監督がどのように終わらせたいかを共有することができれば、若手の投手にとっても肩と心の準備もしやすくなると考えます。
三浦監督の下、何事も「逆算する」ことを念頭に置いて練習や試合の準備を行い、試合そしてシーズン終了までの組み立て方を考える。これが三浦監督の掲げる「結束」のポイントの一つになると思います。
これ、ビジネスシーンでも使える言葉ですね。
キャンプインは2月からですが、新人合同自主トレが始まり監督が視察するということは、実質、チームが始動したことになります。
三浦監督がどのようなチームを作り、どのような戦い方をするのか、期待しながら見守っていきましょう。
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