こんにちは。
いよいよ春季キャンプがスタートしました。
目下リモート勤務中のためキャンプ中継の配信を横目に仕事をしているのは秘密です。
三浦新監督、初日から関根選手特打のバッピでマウンドへ
さて、 我らがベイスターズは一軍の宜野湾キャンプ初日から三浦大輔新監督がバッティングピッチャーを買って出ましたね。
全体練習終了後の特打で関根大気選手に対して92球。
ボール球はわずか3球と現役時代と変わらない制球力を見せつけました。
三浦監督
「投手目線から見ながら。しっかりストライクを投げようと思って投げました。大気にいい練習をしてもらおうと思って投げただけです」
関根選手
「球が走ってました。一定のテンポで投げてくれるので打ちやすい。本当にありがたいです」
うーん、やっぱり番長ってすごいですね!
という事を言いたいのではありません。
これは三浦監督から関根選手へのメッセージです。
このブログではあまり関根選手について触れてきませんでしたが、苗字も同じなのでもちろん2013年のドラフトで指名された瞬間から応援しています。
あの当時は東邦高校の関根という選手が高校生野手としてリストアップされているのは知っていたのですが、まさかベイスターズが指名するとは思いもよりませんでした。
そして2014年のルーキーイヤーからはや7年、今季で8年目のシーズンを迎えました。
今回の一軍宜野湾スタートの野手でベイスターズ最古参は2012年ドラフトの宮崎選手となりました。
一軍というよりも、昨年に石川選手と梶谷選手が退団したことで野手にはもうTBS戦士はいないのです。
※桑原・乙坂選手は最後のTBSドラフトですがDeNA初年度がルーキーイヤーです。
宜野湾スタートの野手で宮崎選手の次は、2013年ドラフトの嶺井選手そして関根選手となります。
そう、関根選手も高卒とはいえもう8年目、若手ではありません。
監督がバッティングピッチャーを買って出るのは話題にもなるので珍しくはありません。
しかし関根選手の隣のゲージで細川選手も特打をしていたにも関わらず、三浦監督はその相手に関根選手を選んだということの意味をしっかりと考えてほしいです。
関根選手、石の上にも8年目
まずは入団から7年間の一軍成績をみてみましょう。
年度 | 打率 | 打点 | 盗塁 | 年俸 |
---|---|---|---|---|
2014 | .250(12-3) | 0 | 1 | 550万 |
2015 | .222(144-32) | 10 | 8 | 600万 |
2016 | .204(98-20) | 7 | 4 | 1050万 |
2017 | .158(19-3) | 1 | 0 | 1600万 |
2018 | .280(25-7) | 3 | 2 | 1570万 |
2019 | .038(26-1) | 0 | 0 | 1570万 |
2020 | 出場ナシ | ー | ー | 1280万 |
2021 | 1000万 | |||
通算 | .204(324-66) | 21 | 15 |
ポテンシャルは高く、そのプレースタイルとルックスでファンから背番号1を期待され、二軍では結果を出し続けるも、一軍では期待に応えるプレーが続かずに上と下を行ったり来たりしながら7年が経過しました。
いわゆる「二軍の帝王」と言われる典型ではあります。
そして骨折もあり2020年は初めて一軍での出場はありませんでした。
一軍でのチャンスも中畑監督時代から十分に与えられた方だと思います。
しかし成長著しかった桑原選手がレギュラーを掴み、2018年にソト選手も入るとチームとしてバッティング重視の色が強くなり、どうしても外野手には長打力も求められるようになりました。
関根選手も毎年バッティングフォームを変え試行錯誤を繰り返していたのはファンの誰もが知っています。
しかし一軍のピッチャー相手にはなかなか通用せず、外野の守備固め要員などは不要なので一軍へ定着できず、ここ数年は後輩たちにチャンスを譲る形となりました。
それでも二軍では一定の結果を残しているだけに、あの爽やかさとは裏腹に苦心の7年間だったことでしょう。
三浦監督も現役時代は3シーズン一緒に戦っています。
最後の方は三浦監督も2軍生活が長く関根選手と行動を共にする機会もありました。
そして昨年はファーム監督として一軍に呼ばれない苦しい一年間を見てきました。
梶谷選手が抜けたセンター争いは、神里選手や細川選手の名前が上がるようになり、候補者争いのラインナップにも上がらなくなったことは悔しいです。
しかしキャンプでは先輩の桑原選手・乙坂選手らを差し置いて一軍スタートとなりました。
これは三浦監督はじめ首脳陣の大きなメッセージです。
言わずもがな恐らくこれが最後の。
関根選手自身も以前のインタビューで「自分に与えられたチャンスはもう少ない」と発しているように自分の立ち位置を理解しています。
自分の家には何着かの背番号63のレプリカユニがその時を待っています。
前任の63番は2013年、7年目のシーズンでブレイクし背番号3をつかみ取りました。
そして今、背番号3は空きました。
今季相応しい選手が現れなければ、恐らく来季は新人選手や助っ人(過去はラミちゃん)に渡す可能性が高いです。
また大きな背番号の他の若手選手だって3番を狙うことでしょう。
崖っぷちと思うなら、後ろを振り向いてみよう。
そこは、羽ばたくためのジャンプ台。
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