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【私的分析】筒香嘉智選手がメジャーリーグで活躍するために期待する2つのこと

横浜DeNAベイスターズで長らく主軸とキャプテンを務めた筒香嘉智選手が、ポスティングシステムにより2020年シーズンからMLBタンパベイ・レイズへの所属が決まりました。




幼い頃から夢に描いたメジャー挑戦

ベイスターズファンである自分は、2012年に球団名が横浜DeNAベイスターズに変わったその年に、将来のチームを担う和製大砲への成長を期待してレプリカユニフォームを買い、応援し続けてきました。

また彼のメジャー挑戦への夢を知っていた数多くのベイスターズファンにとっては、「とうとうこの時が来たか」という感慨深い気持ちだと思います。


さて、レイズとの契約は2年13億円(1200万ドル)と、期待の高さが金額にも表れています。

とはいえ、日本で充分な実績を残して海を渡ってもメジャーでその通りの活躍ができるかは未知数。

現地の報道でも主軸としてシーズンのホームラン30本は期待されている様子なのですが、実際のところ筒香選手の2019年シーズンの成績は、MLB挑戦年としてみると数字としてはもう一歩でした。


✔︎最近5年間の打撃成績

※通算は2010年〜2019年の10シーズン ※太字はその年のセ・リーグ最多

2019年のホームランが30本に届かなかったのは例年と比べると見劣りしますが、注目すべきは三振の多さ(141個)です。得点圏での三振が目立ち、出塁率を少し下げてしまった要因にもなり、全体として少し物足りない成績の印象となってしまいました。

しかしながらキャプテンとしてDeNA初のセ・リーグ2位まで押し上げたのは個人成績以上のチームへの貢献があると思います。




筒香選手が割って入るタンパベイ・レイズの主な選手層

タンパベイ・レイズはアメリカン・リーグ東地区です。

マー君こと田中将大投手を擁するニューヨーク・ヤンキース、そしてボストン・レッドソックスと名実ともに強豪が居並ぶ激戦区です。

そんな中でレイズの2019年シーズンの成績は96勝66敗(ア・リーグ東地区2位)

偶然にもベイスターズと同じ順位でファンとしては何か縁を感じずにはいられません。


2016年までベイスターズで同僚だった山口俊投手もトロント・ブルージェイズへのポスティング移籍が決まり日本人にとってはさらに注目度の高まる地区となりました。


ここでタンパベイ・レイズの2019年シーズンの主なメンバーと成績を振り返ります。

▶︎ブランドン・ロウ内野手:打率.270、17本塁打
▶︎オースティン・メドウズ外野手:打率.291、33本塁打
▶︎崔志萬(チェ・ジマン)内野手:打率.261、19本塁打
▶︎ケビン・キアマイアー外野手:打率.228、14本塁打、ゴールドグラブ賞

いずれも筒香選手と同じ左の強打者たち。

筒香選手はレイズにはもちろん助っ人として加入します。
レイズ内でも上から4番目と高年棒です。

一年目とはいえ助っ人に求められる期待も成績も当然高いです。


そんな筒香選手が一年目から成績を残すために必要だと思うことを次にあげます。




一年目は出塁率と広角へのヒット

ベイスターズでは4番・主軸を務め、侍ジャパンでも4番で結果を残すなど一般的にみるとホームラン、長打力が魅力の選手です。

2019年には通算200号ホームラン達成、2020年に日本球界にいたらシーズン序盤で1,000本安打も達成していたでしょう。


しかし筒香選手のバッティングの魅力、それは


①広角へヒットを打ち分けられるバットコントロール


当初はプルヒッターでしたが地道な練習の結果、左右にヒット、ホームランを打てるようになりました。

よくゴジラこと松井秀喜さんと比較されることが多いですが、松井秀喜さんがMLBでもプルヒッターだったのに対し、筒香選手のスタイルで臨むメジャーのバッターボックスではまた違うものが見られます。

しかしながら広角へ打てるだけでは出塁率は高くなりません。


②出塁率を高めるにはフォアボールを見極められる選球眼が必要


筒香選手は選球眼が良いです。ですが前述の通り2019年は三振、それも「見逃し三振」が多かったです。

おそらく筒香選手の中のストライクゾーンで「ここはボール」という読みが逆にストライクを取られていたのでしょう。見逃し三振を取られた瞬間に「えっ」という表情を何度もしていたのが思い出されます。

これはもうメジャーの打席に立ち続けるしかないと思いますが、筒香選手の適応応力は高いので慣れるまでの時間の問題です。


レイズのチームも現地ファンもJAPAN代表で4番を務めた筒香選手にホームラン、長打を期待していますが長打が出なくてもしっかりと出塁率を残すことができれば文句は言われません。


まずはメジャーのボールにアジャストすること。その上で来年は長打を狙っていってもいいと思います。


ひとつ課題は、守備も含めた起用法です。


2019年シーズンはベイスターズ正三塁手の宮崎敏郎選手の怪我による離脱で急遽5年ぶりのサードを務めました。

その影響もあってか本職のレフトではなく内野のユーティリティ的な起用を期待すると現地メディアに書かれ、ファンとしては気が気じゃないのですが。

映像で見てもメジャーの内野手の守備って瞬発力も送球もエグいです。。


実際にどういう起用になるかはキャンプ次第だと思いますので現時点ではわかりませんが。


またアメリカン・リーグにはDH(指名打者)制があります。

しかし今までDH制のないセ・リーグで守備についてきた選手が、DHでバッティングだけに専念するのはリズムが狂うのではないかと思います。

メジャー挑戦というからには攻守ともにだと思いますので、長くメジャーで活躍するためにぜひ守備もバリバリこなして欲しいですね。




今だけは自分のために野球を

本当はこんなことを言ってはいけないのかもしれません。


筒香選手にはせめて今は自分のために野球をやってほしいのです。


レイズから見ればチームが優勝するために高額な年棒で獲得したJAPAN代表の4番です。

それに筒香選手自身も2015年からDeNAベイスターズのキャプテンに任命されて自分よりチームの勝利を第一に考える「For the Team」の精神が身についているかもしれません。



しかしファンが願うことは、幼い頃からの夢を持ち続けてついにメジャーの舞台で野球ができるのだから、せめて今は自分のことだけを考えて野球をやってほしいです。



沸き立つメジャーのグラウンドの上で、あのはにかんだ笑顔が見たいのです。


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