こんにちは。
なんと横浜から「鳥取砂丘に行きたい」とタクシーを走らせ、挙句に運賃を支払わなかった女が逮捕されるというニュースが入ってきました。
女は17日午前2時30分頃、横浜市戸塚区のJR戸塚駅のタクシー乗り場で、男性運転手に「鳥取砂丘まで行ってください」と告げて乗車。高速道路を使いながら約8時間かけてJR鳥取駅近くまで運転させ、乗車料金と高速料金の計23万6690円を支払わなかった疑い。
運転手が鳥取駅近くで支払いを求めたところ、女が「金がない」と告げたため、そのまま鳥取署まで連れて行ったという。
2021/01/18 08:21 読売新聞オンラインより抜粋
最初の印象としては「23万程度で鳥取に行けるんだ」と思いました。
自分の中では30万円以上かかりそうなイメージ。。
数年前、赤坂で飲んでいて終電がなくなった時に、自宅のある横浜まで深夜料金でタクったことがあるのですが、その時の運賃は18,000円でした。
※参考までにハマスタから車で深夜であれば10~15分程度の距離です。
でも計算してみると23万円は18,000円の約13倍なので高速料金など考慮すると8時間飛ばせばそのくらいの料金くらいで収まるなと思いました。
まぁ行く方も行く方ですが、乗せる方も乗せる方ですね。。
始発を待つよりもタクシーで鳥取まで夜を駆け抜けた方が早かったのか?
さて、横浜とっても戸塚ですが、この逮捕された問題の女は鳥取砂丘に行くのに23万円をかけて行く意味があったのか、というのを考えてみました。
普通に考えれば新幹線や飛行機で行けば、料金的はもちろん時間的にも少ないはずですが、ポイントは夜中の2時半です。
この時間に行きたくなってしまったんですね。「あたしゃ始発まで待てない」と。
そこで、はたして始発を待つよりもタクシーで夜を駆け抜けた方が早かったのか?というのを検証してみたいと思います。
夜中の2時半から8時間かけるとすると午前10時半です。
10時半以降に鳥取砂丘に着けばタクシーの方が早かったということになります。
まず鳥取砂丘のサイトによるとアクセスは下記です。
お車でお越しの方
鳥取自動車道「鳥取IC」より約20分
最寄りのバス停「砂丘会館」または「砂丘東口」
鳥取砂丘は入場無料です。入場ゲートもありません。
バスでお越しの方(鳥取駅から約20分)
▼鳥取駅バスターミナルより、「岩美・岩井線」または「砂丘線」にご乗車ください。
日本交通路線バス時刻表 日ノ丸路線バス時刻表
▼鳥取砂丘コナン空港より、土・日・祝限定で周遊バスが運行 (約20分)
とりあえず最寄駅はJR山陰本線の鳥取駅のようです。
(福部駅が一番近いですがバスもある鳥取駅にします)
始発で横浜から鳥取砂丘までの最短ルートを検索
それでは始発で横浜(戸塚)から鳥取砂丘までの最短ルートを検索します。
1月17日なので日曜日のダイヤで検索します。
その結果がこちら。
05:15発 戸塚
│ JR東海道本線(上野東京ライン)・高崎行
│ 220円
05:24着 横浜
05:36発 横浜
│ 横浜市営地下鉄ブルーライン・あざみ野行
│ 242円
05:46着 新横浜
06:00発 新横浜
│ JR新幹線ひかり533号・広島行
│ 自由席:5,390円
08:49着 姫路
09:11発 姫路
│ JR山陽本線新快速・播州赤穂行
09:30着 相生
09:32発 相生
│ JR山陽本線・岡山行
09:44着 上郡
09:50発 上郡
│ JR特急スーパーいなば3号・鳥取行
│ 自由席:1,190円現金:11,660円
11:04着 鳥取
5時間49分(乗車4時間53分)
乗換:5回
IC優先:18,702円(乗車券12,122円 特別料金6,580円)
結論:タクシーの方が早い
時間の関係で飛行機よりも新幹線の方が鳥取駅に早く着くようです。
しかし、すでに鳥取駅の時点で午前10時半を超えているので、砂丘まで徒歩(約80分)で行こうがバス(約20分)を使おうがタクシーの方が早かったですね。
ということで「夜中に戸塚から早く鳥取砂丘に行くならタクシーを走らせた方が早い」ことが立証されました。
なので、いち早く鳥取砂丘に行きたいという逮捕された女の考えもわからなくはないのかもしれません。
少なくとも自分にはわかりません。
皆さんはぜひ真似しないように。
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